ハローワーク訪問記 13回目:職業訓練開講前日の就職支援計画書交付手続き

ハローワーク訪問記 13回目:職業訓練開講前日の就職支援計画書交付手続き ハロワ
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13回目のハローワーク訪問は、翌日に職業訓練の開講を控えた前日。説明会と各種手続きを受けに行きました。

この記事では、職業訓練相談窓口での就職支援計画書」交付手続きや、雇用保険窓口での職業訓練受講指示書」交付手続きなど、当日の流れを記録しています。

本記事は筆者の体験に基づく記録です。制度や手続き内容は変更される場合がありますので、必ず最新情報を管轄のハローワークでご確認ください。

13回目訪問|職業訓練開講前日の手続き

職業訓練の開講日を翌日に控え、説明会と各種交付手続きを受けるために訪問しました。今回のハローワーク滞在時間は、およそ90分です。

雇用保険窓口と職業訓練窓口の両方で、受講に伴う説明があり、やや時間がかかりました。

ハローワーク訪問で持参したもの

以下のものを持参しました。特に「」のついているものは忘れずに用意しておきましょう。

  • 雇用保険受給資格者証
  • マイナンバーカード
  • 受給資格者のしおり (不明点があった場合に備えて持参)
  • ハローワーク受付表 (求職番号は雇用保険受給資格者証にも記載あり)
  • 筆記用具
  • 選考結果通知書
  • 写真1枚(3cm×4cm)

職業訓練窓口での説明と書類交付:約30分

総合受付:職業訓練相談

職業訓練窓口には、午前10時に来るよう指定されていたため、この時間に合わせて来所しました。

これまでの訪問では「雇用保険窓口」→「職業訓練窓口」の順でしたが、今回からは「職業訓練窓口」→「雇用保険窓口」の順に変わります。

総合受付で「職業訓練開講の前日なので、説明会を受けに来ました」と伝え、雇用保険受給資格者証を提示します。担当者が事前に指定されていたため、その名前も伝えました(担当指名)。

受付担当から、受付番号票とクリアファイルを受け取り、職業訓練情報コーナーへ向かいます。

ポスト投函(職業訓練窓口)

職業訓練情報コーナー前には、書類の提出専用ポストが設置されています。総合受付で受け取ったクリアファイルを、そのままポストに投函します。

投函後は、受付番号で呼ばれるまで近くの待機スペースで待機します。

就職支援計画書の交付と内容

およそ10分ほどで番号が呼ばれ、職業訓練の担当者のもとへ向かいました。

担当者は前回も対応してくださった方で、私のことを覚えており、職業訓練開講前日の訪問ということで手続きを進めてくれました。

■指定持参品を手渡し

事前案内のあった書類や写真を担当者に渡しました。

  • 選考結果通知書
  • 写真1枚(3cm × 4cm) — 裏面にフルネームを記載

■就職支援計画書の注意事項 — チェックと署名

担当者から「就職支援計画書の注意事項」(A4サイズ)を渡され、内容を確認しました。チェック欄すべてに印を付け、署名しました。

就職支援計画書 注意事項
就職支援計画書の注意事項

署名した原本は職員がコピーを取り、「就職支援計画書一式として手元に戻ってきます。以下は要点の抜粋です。

  • 計画書は、就職支援期間(訓練終了後3ヶ月間)は大切に保管すること
  • 指定された「来所日」には必ずハローワークに来所すること
  • 積極的に求職活動を行うこと
  • 提出した「就職状況報告書」の内容確認のため、就職先へ事実確認される場合がある
  • 提供された情報が訓練機関や支援機関に共有されることがある

■「就職支援計画書」と「求職者支援制度・訓練受講のしおり

就職支援計画書」と、サブタイトル『就職支援計画書の交付を受ける方へ』と書かれたしおりを渡され、職員から説明を受けました。

求職者支援制度・訓練受講のしおり(表紙)
求職者支援制度・訓練受講のしおり(表紙)

しおりは全25ページとボリュームがありましたが、9ページ以降は職業訓練受講給付金に関する説明(対象外のため)だったので、実質8ページ分の内容でした。説明で受けた要点は次の通りです。

  • 求職活動記録の記入内容
    就職支援計画書の活動記録には、「スマートフォン、PCで求人検索した」のように記入する。具体的な話は口頭で良く、自己申告でOK。自宅・ハローワークどちらで検索しても良い。
  • 指定来所日
    次回は6/11 13:30とあるが、時間は目安。午前中に来ても問題なし。まずは職業訓練相談を訪問し、指定来所日で来た旨を伝える。担当指名は不要。原則変更不可。
  • 訓練校への提出物
    訓練初日に「就職支援計画書」と来所日が記載された5ページを訓練校に提出
    →【後日談】開講式当日、案内されたGoogleフォーム入力で、スマホで撮影した画像をアップロードする形で提出しました。
  • 就職状況報告書の提出
    訓練中断や就職した場合は、訓練校とハローワークへ提出。
    訓練終了後3ヶ月以内に就職が決まらなかった場合も「3.未就職」として提出
    訓練校とハローワークそれぞれ指定の書式がある。ハローワーク用書式は訓練校に提出不可だが、訓練校用書式をコピーしてハローワークに提出は可能。

交付された「就職支援計画書」の全ページ

就職支援計画書を先頭に、計8ページ(5枚ホチキス留め)の書類が交付されました。
以下は交付された全ページの一覧です(画像クリックで拡大)。

雇用保険受給資格者証の処理状況欄

雇用保険受給資格者証」が返却されると、「処理状況欄」に次の項目が追記されていました。
職業訓練受講中は求職活動の実績が受給条件から外れるため、記載は記録のみとなります。

雇用保険受給資格者証の処理状況欄(職業訓練窓口記録)
行数:今回の手続きで担当者が記載した内容のみ抜粋
日付:年の記載は省略しています
本画像は、野々市市のウェブサイトのPDF(こちら)を元に、一部加工したものです。

雇用保険窓口での手続き:約60分

就職支援計画書」の交付が終わると、担当者から書類が入ったクリアファイルが手渡され、雇用保険窓口での手続きに進むよう指示を受けました。

ポスト投函(雇用保険窓口)

雇用保険窓口前には専用ポストが設置されており、指示されたクリアファイルをそのまま投函します。
投函後は、窓口で名前を呼ばれるまで付近で待機します。

指定来所日制度の説明と必要書類

10分ほどで名前が呼ばれ、雇用保険窓口の担当者のもとへ。
まずは本人確認として、マイナンバーカードの提示を求められ、手続きが始まります。

■「求職者支援訓練 公共職業訓練を受講される皆様へ

A4用紙両面の説明資料を渡され、職員から説明を受けました。

公共職業訓練受講者向け説明資料(指定来所日案内)

説明の要点は次の6つでした。

1. 認定日 → 指定来所日への変更

  • 今後は認定日」が「指定来所日」に変わります

2. 次回以降持参する書類

不明な箇所は空欄のまま提出しても、雇用保険窓口(給付課)で対応してもらえるそうです。

  • ① 公共職業訓練等受講届・通所届
    • 変更がなければ、1回目の指定来所日に1度だけ提出します。
    • eラーニングの場合、訓練校が記入したものを発行します(訓練初日に確認)。
      → 【後日談】訓練開始1週間で訓練校からPDFが提供されました。
  • ② 公共職業訓練等受講証明書
    • 指定来所日のたびに提出します。訓練校が記入したものが発行されます。
      → 【後日談】指定来所日1回目は、前日に訓練校から5月分の受講証明書がPDFで提示されました。
    • ブログ運営など収入が見込める活動は「内職」扱いで③の書類も提出します。
    • 寄宿は宿泊を伴う場合のみ対象です(eラーニングは対象外)。
  • ③ 失業認定申告書
    • 「内職」扱いの作業をした場合、従来の認定日に提出してきた書類(失業認定申告書)に作業日時の結果を記入して提出します。

3. 給付金について

  • 支給審査があるため、振込まで通常より10〜15日かかります。
  • 週20時間未満の就労は可能ですが、時間と収入に応じて減額されます。
  • 一日に稼ぐ金額がわかれば、事前に減額額も把握できます。

4. 雇用保険受給資格者証の扱い

  • 訓練受講中は原本をハローワーク給付課で保管します。
  • 本日は現時点のコピーを受け取りました。
  • 訓練終了後に返信用封筒で返送します。 → この場で返信用封筒に住所・氏名を記入しました。
  • 訓練終了後の指定来所日に最後の給付手続きを行い、その後返送します。
  • 返送された原本は受給証明になるので保管します。

5. 訓練期間の中途退校

  • 1ヶ月の支給停止ペナルティがあります。
  • ペナルティ期間で給付対象期間1年を超えると権利が失効します。

6. 訓練後の指定来所日

  • 訓練終了後は給付課へ1回のみ来所します。
  • 残り2回(訓練終了後3ヶ月まで)は職業相談窓口のみに来所します。
  • 延長給付の制度はありますが、今回の受講訓練は対象外になる可能性が高いです。

失業認定申告書の記入内容

続いて、雇用保険受給の手続きを、本日分まで処理します。「失業認定申告書」は空欄部分を残した状態で提出したので、相談しながら記入していきました。
給付は14日間であり、一週間程度で振り込まれるとのことでした。

■就職・就労または内職・手伝い → 作業日「×」についての回答

ブログ運営に費やした作業時間は全て4時間未満で、作業した日に「×」をつけました。
また、広告収入については現時点で合計300円程度であり、8,000円を超えないと口座に振り込まれない仕組みであること、つまり、実際の収入はまだ発生していないことを伝えました。その結果、「雇用保険受給資格者証」にはその旨が記載されていますが、失業手当の支給には影響ありませんでした。

■求職活動 → 2回分を記入

認定対象期間中の求職活動は2回でした。ただし、職業訓練を受けるので求職活動の必要はありませんから、ただの記録となります。
1回目:職業訓練の合格後の手続き確認
2回目:本日の就職支援計画書交付

今回最終的に提出した「失業認定申告書」の記入内容は以下の通りです:

失業認定申告書提出内容

本画像は、ハローワークインターネットサービスのPDF(こちら)を元に、一部加工したものです。

職業訓練受講指示書の交付

失業認定申告書の提出後は、一旦待合室で待機。10分ほどして再び名前を呼ばれ、先ほどの担当者の窓口へ向かいました。

雇用保険受給資格者証のコピーを手渡されました。
また、「就職支援計画書」に記載の次回以降の指定来所日をメモしていました。

最後に、「職業訓練受講指示書」が手渡されます。明日の開講式で提出するかもしれないと説明を受けました。

→ 【後日談】開講式当日、訓練校に確認したところ、提出は不要でした。訓練校の指示に従ってください。   

交付された職業訓練受講指示書

雇用保険受給資格者証への記載内容

渡された雇用保険受給資格者証のコピーには、次の内容が書き加えられていました。
なお、その時点では1行目の「受講指示」のみが記載されていましたが、後日わかった支給に関する情報も、本日の手続きに基づき補足しています。

雇用保険受給資格者証の処理状況欄(給付課記録)

行数:今回の手続きで担当者が記載した内容のみ抜粋
日付:年の記載は省略しています
本画像は、野々市市のウェブサイトのPDF(こちら)を元に、一部加工したものです。


まとめ

今回のハローワーク訪問では、職業訓練開講前日の手続きについてお伝えしました。
明日の開講式にも関わる、重要な書類や説明が中心です。

次回は、いよいよ訓練受講開始後の初めての指定来所日についてお届けします。
記事タイトルは「ハローワーク訪問記 14回目:指定来所日1回目」の予定です。

この記事が、これから職業訓練を控えている方や、同じような不安を抱えている方の参考になれば幸いです。

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