本記事内の画面キャプチャは、ハローワーク公式サイトの内容を引用し、手順説明を目的として利用しています。権利は提供元に帰属します。
52歳で自己都合退職し、50代無職となった私が、失業手当の受給手続きに必要な求職活動として、自宅で受講できるWebセミナーを利用しました。このセミナーは、受講するだけで求職活動として認定されるため、求人検索にハローワーク訪問が難しい方にお勧めの求職活動です。この記事では、申込みからWeb受講、受講証明書の発行まで、実際の体験をもとにご紹介します。
※この記事は私の体験に基づいています。詳細については、管轄のハローワークで必ずご確認ください。また、内容が適宜更新される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
ハローワーク開催セミナーの基本
ハローワークのセミナーは、求職活動を進めるための有効な方法の一つです。
最新情報など詳細は公式サイトやハローワーク内掲示資料で確認できます。
セミナーの種類
ハローワークでは、対面型セミナーからWeb対応セミナーまで幅広い形式のセミナーを提供しています。内容は、履歴書の書き方や面接対策といった基本的なものから、特定スキルの習得を目指すものまでさまざまです。
求職活動実績
雇用保険受給中の方がセミナーを受講すると、求職活動実績として認定されます。
受講後、希望者に参加証明書が発行されます。
失業認定日に受講証明書を提示すると、求職活動実績として認められます。
同じセミナーを複数回受講しても、求職活動実績としてカウントされるのは1回のみです。
Webセミナーの特長
長所
- 自宅で受講可能:通勤や移動の手間が省け、時間の節約につながる。
- 求職活動実績になる:求職活動の1つとして認められるため、特に忙しい方にとって便利。
短所
- 時間の拘束:指定されたセミナー日時に合わせる必要があるため、自由度は低い。
- 申込み手続き:セミナー申込みがやや手間に感じることもある。
- セミナー内容:希望するセミナーが少ない場合もある。
Webセミナー受講体験記録
ハローワーク訪問時に掲示されていたキャリアアップに関するWebセミナーを申し込み、実際に受講した体験を詳しくご紹介します。
Webセミナーに申込み
セミナーのパンフレットに記載されていたホームページから、簡単に申し込みができました。今回のセミナーは3時間のプログラムで、1時間ごとに異なるテーマが設定されていました。その中の最初に行われる「キャリアの棚卸し」をテーマとする1時間プログラムを選択しました。
申し込み時には、以下の情報を入力しました。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 生年月日・年齢
- 希望講座番号:① (①,②,③の中から1つ以上を選択)
- 受講方法:Zoom (「Zoom」または「対面」を選択)
- 受講証明書の希望有無:あり (「あり」または「なし」を選択)
- Zoomでの表示名:希望表示名(フルネームを他の参加者に見られたくない場合に設定)
申し込み完了後、すぐに自動返信メールが届きました。また、受講日の数日前には主催者からリマインダーメールが送られる予定と記載されており、安心感を持って当日を迎えられました。
Webセミナー受講まで
セミナーの3日前、主催者から案内メールが送られてきました。内容は以下の通りです。
- Zoom招待URL:セミナー前日に配信予定
- Zoom入室時の表示名:出欠確認のため、ご本人と確認できるような表示名(例:イニシャルや名前のカタカナ表記など)を設定
- 受講証明書:セミナー終了後、数日以内にメールで送付予定(目安:1週間以内)
セミナー前日には、Zoomの招待URL・ID・パスワードなど、詳細情報を含むメールが届きました。
- Zoom URL:3つのプログラムで共通のURLを使用
- 入室タイミング:各プログラムの開始時刻5分前までにZoomへ入室
- 受講プログラム:申し込んでいないプログラムへの参加も可能
- アンケート:セミナー終了後、Zoomチャット画面でURLを送付
- Zoom表示名:申込時に設定した表示名を入力。未設定者は本人確認できる表示名を入力
これらの案内を確認し、ZoomのURLも配布されたことで、セミナー当日の準備が整いました。あとは当日を待つだけです。
Webセミナー受講当日
セミナー当日は、返事やチャットでの応答、リアクション機能の利用など、参加者に求められるインタラクションは特にありませんでした。
講座の予定時間は60分でしたが、実際には約40分で終了しました。
- 参加の流れ
- 開始10分前:Zoomの招待URLをクリックして参加手続きを開始。
- 表示名の設定:
- 初回接続時、表示名がZoom設定のデフォルト(本名)になってしまいました。
- 一度退出し、Zoomアプリから「ミーティングに参加」を選択し、以下設定し再接続。
- ミーティングID:案内メールに記載されたIDを入力
- 名前:「申込み時に設定した名前」を入力
- オプション:「マイビデオをオフにする」のみ有効化
- パスコード入力:メールで案内された6桁のパスコードを入力して接続を完了。
- マイク設定:マイクテストを実施後、マイクとビデオの両方をオフの状態で参加しました。
- セミナーの進行
- 開始前:ホストから定期的に「時間までしばらくお待ちください」と案内があり、音声確認できました
- 受講中:資料が画面共有され、講義がスタート。約40分間、講演者による説明が行われました。参加者は全員、マイクと画面がオフの状態でした。
- 終了後:ハローワークでの就職相談、職業訓練相談、求人確認、紹介状発行などについて簡単な案内がありました。

- アンケート対応
- アンケートURL:セミナー終了後、Zoomのチャット画面にURLが表示されました。
- アンケート回答:約1分でアンケートを完了しました。終了後、チャット欄に「ありがとうございました」とコメントを残し、退出しました。
セミナー開始から約45分でZoomを退出。その後、続けて行われた残り2つのプログラムには参加しませんでした。
受講証明書
セミナー受講後、受講証明書は2営業日後にメールで送付されました。
証明書はPDF形式で添付されており、次回の失業認定日に備えてプリントアウトすることにしました。
なお、証明書の郵送対応を希望する場合は、メールで問い合わせるよう案内が記載されていました。

受講後の感想
今回のセミナーは、実質的に求職活動の一環として受けました。
講義内容について
講義の内容は特に目新しい情報がなく、一般的なものでした。そのため、正直なところ、特別印象に残る内容はありませんでした。
セミナーの意義
それでも、無職の立場として、定期的にこのような講習を受けることは、前向きな気持ちを維持し、就職への意欲を高める良い機会になったと感じています。
求職活動に対する気づき
セミナー以外にも求職活動の方法はありますが、最も手軽で効果的だと感じたのは、ハローワークでの求人検索でした。時間があるときにハローワークへ行って自分のペースで求人情報を探す方法が、スムーズで効率的だと実感しました。
まとめ
ハローワークのWebセミナーは、自宅で気軽に受講できるため、ハローワークへの訪問が難しい方や時間を有効活用したい方にとって便利な求職活動の手段です。受講後には証明書が発行され、求職活動の実績として認められる点も安心です。
ただし、セミナーの日程が決まっているため、希望日に受講するには事前の申し込みが必要です。この手続きが遅れると受講できない場合もあるため、早めの準備を心がけましょう。
求職活動を確実に進めるためにも、Webセミナーもうまく活用しながら、必要な求職活動を行いましょう。