52歳で自己都合退職し、50代無職となった私が、失業手当の受給手続きを進めるため、求職活動実績として認められる活動を、原則として認定日ごとに2回以上行わなければなりません。認定日には職業相談などを行えば求職活動になるため、実質的には、次の認定日までに別日であと1回の活動が必要です。
求職活動の方法には、セミナー受講や求人応募などさまざまなものがありますが、ハローワークでのPC求人検索も活動実績として認められる場合があります。ただし、ハローワークによって対応が異なる可能性があるため、管轄のハローワークで事前に確認することをおすすめします。
本記事では、私が実際に訪れたハローワークプラザでのPC求人検索の流れと、求職活動実績として認められた手続きについて紹介します。
※この記事は私の体験に基づいています。詳細については、管轄のハローワークで必ずご確認ください。また、保険制度は変更されることがあるため、最新情報を随時チェックすることをお勧めします。
ハローワークプラザとは?
ハローワークプラザは、ハローワーク(公共職業安定所)のサテライト的な役割を担う施設で、求人検索や職業相談に特化した窓口です。
その特長は次の通りで、求人検索や相談を手早く済ませたい方や、平日の昼間にハローワークへ行きにくい方、土曜日に利用したい方にも便利な施設です。
- 雇用保険の手続き(失業認定・給付申請など)や職業訓練の申込には対応していない場合が多い
- 駅近・商業施設内・ターミナル周辺といった、アクセスの良い場所に立地している
- 通常のハローワークよりも開庁時間が長めで、平日夕方や土曜日に開いているケースもある
※全国のハローワークプラザの所在地や開庁時間・対応サービスは、厚生労働省「全国ハローワークの所在案内」をご確認ください。
10回目訪問
求職活動実績として、ハローワークプラザで求人検索を行ったこの日の滞在時間は約40分でした。
ハローワーク訪問で持参するもの
求職活動の実績を残すために、「※」のついているものは忘れずに持参しましょう。
- ※雇用保険受給資格者証
- マイナンバーカード (求人検索だけなら不要ですが、相談する場合は忘れずに)
- 受給資格者のしおり (不明点の確認のため、持参をお勧めします)
- 筆記用具
受付での処理
ハローワークプラザの入口には、「PC求人検索の方は空いているPCをご自由にお使いください」と書かれた立て看板が設置されていました。
初めてのハローワークプラザ訪問だったため、念のために窓口で「求人検索に来ました」と伝えると、「空いているPCをご自由にお使いください」との案内があり、そのままPCのあるエリアへ向かいました。
設置されている端末はおよそ15台ほどで、訪問時にはそのうち3名ほどが利用中。平日昼過ぎだったためか、比較的空いていて、落ち着いた雰囲気でした。
PC求人検索
端末の座席に着いたあとは、以前ハローワークで行った手順と同様の操作でした。
詳細な検索方法については、前回の記事「ハローワーク訪問記 5回目:PC求人検索で求職活動実績」で紹介しています。
気になっていた企業の求人を探したり、条件に合う仕事がないか検索しましたが、残念ながら特に興味をひかれるものは見つかりませんでした。
おおよそ30分ほどで検索を終え、今回はプリントアウトも行いませんでした。
受付:求職活動実績の記録
求職活動の終了後、窓口に立ち寄って雇用保険受給資格者証を提出しました。
職員の方から「今日は相談よろしかったですか?」と確認されましたが、お断りしました。
『求人閲覧及び職業相談』のスタンプが押され、求職活動実績が1回分クリアとなりました。
PC求人検索の内容や、プリントアウトの有無などについては、特に確認されることはありませんでした。
雇用保険受給資格者証の処理状況欄
「雇用保険受給資格者証」が返却されると、「処理状況欄」に次の項目が追記されていました。
プラザを意味する記号もありました。

日付:年の記載は省略しています
本画像は、野々市市のウェブサイトのPDF(こちら)を元に、一部加工したものです。
まとめ
ハローワークプラザで行ったPC求人検索が、実際に求職活動実績として認められることが確認できました。求人検索や職業相談に特化しているハローワークプラザは、混雑も少なく、自由にPCを使って検索できるため、手早く実績を作りたい方にとって便利な施設です。
ただし、各施設で運用が異なる可能性があるため、事前に確認することをおすすめします。
今回実体験したことのポイントです。
- PCで求人検索を行うだけで活動実績となる場合がある
- 求人検索結果や求人票の提出は求められない
- 「求人閲覧及び職業相談」のスタンプを押してもらえば活動実績1回カウント
- 職業相談は任意で、強制されることはなかった
- 次回の失業認定日までに求職活動実績を2回以上作る必要があるため、PC求人検索が認められるなら、手軽に実績をクリアできる方法として活用できる
次回は、「ハロワーク訪問記 11回目:求職活動になるか気になってハローワークプラザへ確認に訪問」をお届けします。
この体験記が、これから求職活動を進める方の参考になれば幸いです。