ハローワーク訪問記 2回目:雇用保険説明会に参加

ハローワーク訪問記 2回目 ハロワ
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52歳で自己都合退職し、50代無職となった私が、失業手当の受給手続きを初めてのハローワーク訪問で行いました。その際、2回目のハローワーク来所日として指定された「雇用保険説明会」に参加した体験を記録します。この記事では、説明会の内容や、「雇用保険受給資格者証」など受け取る書類、今後の認定日での手続きについて詳しくお伝えします。

ハロワーク訪問1回目に体験した手続きについては、こちらの記事をご覧ください。

この記事は私の体験に基づいています。詳細については、管轄のハローワークで必ずご確認ください。また、保険制度は変更されることがあるため、最新情報を随時チェックすることをお勧めします。

雇用保険説明会

ハローワーク2回目の訪問は、説明会のみで、所要時間は約70分でした。
いろいろな説明を受け、担当者に質問する良い機会でした。この後も不明点があれば、自分で判断せず、担当者に都度聞いていこうと思います。

説明会に持参するもの

受給資格手続きの際に渡される「受給資格者のしおり」にも記載されていますが、下記2点を持参しました。人によっては追加で持参品の指示がある場合もありますので、その際は指示に従ってください。

  • 受給資格者のしおり
  • 筆記用具
画像:持参品ー受給資格者のしおり

入館と受付

ハローワークに入ると、「初回説明会は〇番~〇番へ」という立て看板が案内されていました。その指示に従い、該当の窓口で受付をしました。

  • 受付の流れ
    1. 氏名を伝えます。
    2. マイナンバーカードを提示します。
    3. 雇用保険受給資格者証」が渡され、氏名に間違えが無いことを確認します。
      裏面の処理状況には、初回認定日の日時が記載されていました。
    4. 説明会場で待機するように案内されます。
画像:雇用保険受給資格者証ー表
雇用保険受給資格者証:表面
画像:雇用保険受給資格者証ー裏
雇用保険受給資格者証:裏面

説明会場に入ると、座席には事前に資料が準備されており、最終的に10数名が受講しました。

  • 配付資料
    • A5クリアファイル(ハローワーク利用案内、カレンダー、セミナー資料など)
    • 国民年金関係資料(説明はなく、年金未切替の人向け)
      (私は国民年金の切替手続きは終わっていますので不要でした。国民年金切替手続きについては、こちらの記事をご覧ください。)

説明会開始

開始時刻になると、担当者が本日の説明会の流れを説明しました。
全て終了後には、個別の質疑応答も受けてくれました。

  1. 25分間:給付に関するDVD視聴
  2. 35分間:雇用保険担当者から説明
  3. 10分間:職業紹介担当者から説明

説明会①:DVD視聴

給付に関するDVD「基本手当を受給される皆様へ」を25分間視聴しました。
内容はたくさんの項目があり、すべては覚えていませんが、一番印象に残ったのは、不正受給は必ず発覚し、厳しい処罰があるという点です。とにかく、不明点は確認し、正直に対応しましょう。

  • DVDの概要
    • 所定給付日数と受給期間について
    • 待期と給付制限期間について
    • 失業の認定について
    • 不正受給について

説明会②:雇用保険担当者から説明

受付で本日手渡された「雇用保険受給資格者証」の内容について、担当者は「受給資格者のしおり」を見ながら、DVDでの説明を補完する形で説明を行いました。

画像:雇用保険受給資格者証ー表の説明
※:年の記載は省略しています

説明を受けた項目を列記します。

  • 雇用保険受給資格者証の見方
    • 離職票が届いていないなど、確認中の人には仮の「雇用保険受給資格者証」が渡されます。
    • 給付制限2ヶ月です。空欄は「制限なし」を意味します。
       2025年4月に改訂され、基本的な給付制限は1ヶ月に変更されます。
    • 受給期間満了日:退職日の1年先の日付となります。
    • 基本手当日額:1日あたりの金額で、通常最大28日分が一度に給付されます。
  • 求職活動についての注意
    • 活動としてカウントされる例
      • ハローワークで求人検索し、「雇用保険受給資格者証」に証明印をもらう。
      • 認定日に窓口で求職活動(相談ベース)する
      • セミナーを受講する
    • カウントされない例
      • 自宅での求人検索のみでは活動として認められません
  • 再就職手当の注意点
    就職が決まった場合、必ず就職日前日にハローワークに申告する必要があります。申告が遅れると、受給資格を失う可能性があります。
    自営業を開業する場合、開業準備に専念した日が就職日となるので、窓口で相談してください。
  • 認定日について
    指定のクリアファイルに2つ(失業認定申告書雇用保険受給資格者証)を入れて、所定のポストに投函します。時間になったら順次呼ばれます。

説明会③:職業紹介担当者から説明

担当者から説明を受けた項目を以下に列記します。

  • ハローワークインターネットサービスについて
    全国版の求人情報が掲載されています。求職者マイページを開設すれば、検索パターンを登録して求人情報を絞り込むことができます。求職者マイページの開設手順についてはこちらをご参照ください。
  • 職業相談窓口について
    履歴書添削や面接練習も対応しており、ご利用ください。
    担当者を指名することも可能です。
    認定日にハローワークに来所した際に、就職相談窓口で相談を受けると、それば1回の活動実績としてカウントされます。
    相談内容はあくまで相談ベースであり、特定の職業を申し込むよう強制されることはありません。本人の意思が尊重されます。
  • 求職活動について
    求職活動として、窓口での相談のほか、セミナー受講もあります。
    インターネットで求人検索することと、ハローワークで求人検索することの違いは、内容は同じでも、ハローワークでの求人検索は確認ができるため、活動実績としてカウントされる点です。ハローワークに来て窓口で「自宅で求人活動した」と伝えることで、それが求人活動としてカウントされます。

初訪問を終えての感想

説明会では、失業手当の受給に必要な手続きや求職活動の方法について詳しく説明され、今後の流れが大まかに理解できました。求職活動に関してはどう進めれば良いか不安でしたが、相談や求人検索を通じて何とか進められそうです。一度、セミナーも受講してみようと思います。

また、求職活動においては「本人の意思を尊重する」という姿勢が強調され、自分のペースで進めていくことができるという点が安心感を与えてくれました。強引に何かを紹介されることもなく、その点も心強かったです。

今後、疑問点が生じた際には自己判断せず、都度相談して失業手当を確実に受給できるようにしたいと思います。


まとめ

雇用保険説明会」は、失業手当の受給に関する不安を解消する良い機会となりました。これからの手続きに対する理解が深まり、安心して次のステップに進めるようになったと思います。

次回は、「ハローワーク訪問記 3回目:初めての認定日と職業相談」をお届けします。

この記事が、同じような不安を抱える方々の参考になれば幸いです。

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