職業訓練の開講後は、eラーニングによる各自の学習と並行して、週1回の「対面指導」がZoomで行われます。
対面指導では、受講状況の確認や講義内容についての質問、訓練校からの事務連絡などが行われます。また、決められた日時に参加する必要があるため、欠かさず出席することが重要です。
この記事では、eラーニング職業訓練の対面指導について、実際の参加方法や当日の内容、都合が悪く参加できない場合の対応などを、私の体験をもとに紹介します。
これからeラーニング職業訓練を受講される方の参考になれば幸いです。
※この記事は私の体験に基づいています。訓練校によって対面指導の内容や運用が異なる場合がありますのでご了承ください。
職業訓練受講開始までの流れ(時系列でおさらい)
職業訓練の受講開始までの流れについては、これまでの記事で詳しく紹介してきました。ここでは時系列で簡単に振り返ります。
| No. | ステップ | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | 職業訓練相談1回目 | ハローワークで説明を受け、希望訓練を探すことに。 |
| 2 | 職業訓練相談2回目 | ハローワークで相談し、eラーニングを検討。 |
| 3 | 願書交付 | ハローワークで「受講申込書 様式C-1」を交付。次回認定日に提出。 |
| 4 | 願書受理 | ハローワークで受講申込書の完成版を受け取り、訓練校へ郵送。 |
| 5 | 願書郵送 | 訓練校へ「受講申込書 様式C-1」一式を郵送。 |
| 6 | 面接と合格 | リモート面接後、約1週間後に合格通知。 |
| 7 | 合格後の手続き | ハローワークへ合格を報告。次は開講日前日に来所。 |
| 8 | 開講日7日前 | 訓練校から開講日前日までに準備する内容が案内された。 |
| 9 | 開講日前日 | ハローワークで就職支援計画書交付。認定日が指定来所日へ変更。 |
| 10 | 開講日当日 | Zoomで入所式とオリエンテーションを受講。いよいよ訓練開始。 |
開講翌日から6か月後の修了式までは、次の内容を順次対応していきます。
- eラーニング受講とテスト :訓練期間を通して継続
- 対面指導 :週1回 ← 今回ご紹介する記事です
- 就職支援 :期間中3回
- キャリアコンサルティング :期間中3回
- ハローワーク来所日 :月1回
- 個別の就職指導面談 :対象者のみ数回
開講した週から、毎週決まった日時・メンバーでZoomによる対面指導が行われました。ここからは、実際に参加した体験をもとに、その仕組みや流れを紹介します。
eラーニング職業訓練の対面指導
対面指導の全体像
eラーニングでは各自の都合に合わせて動画を視聴できますが、それとは別に週1回の対面指導が設定されます。主な特徴は次の通りです。
- 毎週1回、決められた日時にZoomで実施
- 1回の対面指導は50分間
- 専属の担当講師1名と受講生5名の固定メンバーで実施
- 講義の進捗確認や質問、訓練校からの事務連絡などを実施
- 都合が悪い場合は、事前に申請して別日に振替可能
- 遅刻については厳しく、1分でも遅れると遅刻扱い
対面指導の日時
対面指導の実施日は、あらかじめ「推奨訓練日程計画書」に記載されていました。一方、開始時間は受講生ごとに異なり、開講日前日に訓練校から対面指導のタイムテーブルが案内されました。
私の場合は10時~10時50分の枠でした。早すぎず遅すぎない時間だったため、指定された時間のまま参加することにしました。
指定された時間に都合が悪い場合は、初回の対面指導が始まる前であれば調整することもできました。実際に「12時開始より朝一番が良い」という受講生がおり、受講生同士でSlackを使って時間を調整したうえで、訓練校に変更してもらっていました。
一度時間が確定すると、以降は原則として毎週同じ曜日・時間、同じメンバーで参加します。都合が悪く参加できない場合の振替については、後ほど紹介します。
対面指導は1回50分で、開始時間は厳守でした。一方、実際には毎回50分いっぱいまで行われるわけではなく、内容によっては35分程度で終了することもありました。
Zoomへのアクセス方法と事前準備
対面指導はZoomを利用して参加します。Googleドライブの共有フォルダには、全日程分のZoomリンクとミーティングIDが掲載されていました。リンクとミーティングIDは毎回異なるため、対面指導当日のものをコピペしてZoomへ接続しました。
都合が悪く別の日に振替した場合は、担当講師からSlackで個別にZoomリンクとミーティングIDが送られてきました。
Zoomへ接続する前には、マイクとスピーカーが正常に使えるか確認しておくと安心です。私は事前にZoomアプリを起動し、設定画面からスピーカーとマイクをテストしてから、その日のミーティングIDを入力して参加していました。実際に対面指導中にマイクの調子が悪く、うまく会話できない受講生もいました。

また、開始時間前にZoomへ接続すると、講師が入室するまでは受講生だけがつながっていることもありました。その状態でカメラをONにして待つ必要もないため、私は最初はカメラとマイクをOFFにして待機し、講師が入室して話し始めたタイミングで両方をONにしていました。
対面指導の内容

対面指導では、講義の進捗確認や質問、訓練校からの連絡などが行われます。毎回まったく同じ内容ではありませんが、基本的には次のような流れでした。
- 講義の進捗状況を一人ずつ報告
- 講義内容についての質問・相談
- 習熟度テストや成績考査など、今後の予定を確認
- ハローワーク来所日や事務手続きなどの連絡
- 講師や受講生同士での雑談・情報交換
進捗状況の確認では、「あと数時間で規定時間をクリアする」「テストは受験済み」「まだテストを受けていない」といった状況を一人ずつ報告します。講義内容で分からないことがあれば、この時間に担当講師へ質問することもできました。
私は何度か講義について質問しましたが、同じグループの他の受講生から質問が出ることはほぼありませんでした。質問がなくても講師から詳しく問い詰められるようなことはなく、受講生それぞれのペースで進める雰囲気でした。
初回は一人ずつ自己紹介を行い、2回目以降は雑談を交えながら進められました。eラーニングは基本的に一人で学習するため、週1回の対面指導は講師や他の受講生とコミュニケーションを取る機会にもなっていました。なお、開始時は受講生5名でしたが、途中で就職して退校した受講生もいたため、後半は3名で対面指導を受けていました。
訓練が進むにつれて、就職活動に関する内容も増えていきます。修了まで残り4か月頃には就職活動のスケジュールに関する動画を視聴し、残り2か月頃からは、検討・応募・面接などの就職活動状況を報告するようになりました。
今回の訓練は、制作物を発表したりプレゼンしたりする内容ではなかったため、私は比較的気楽に対面指導へ参加していました。後半になると就職活動状況を報告するため多少のプレッシャーは感じましたが、担当講師からは「焦らず自分のペースで探してください」といった声かけもあり、就職活動を急かされるような雰囲気ではありませんでした。
また、担当講師からは時折かなり率直な話もありました。講座の内容が自分の目指す方向と違うと感じた場合は、訓練だけに時間をかけるのではなく、就職につながる別の勉強などに時間を使ってもよいとのことでした。逆に、講義内容が物足りなければ、どんどん質問してほしいとのことでした。訓練を受けること自体が目的ではなく、最終的なゴールは「就職」なので、そこにつながることに時間を使ってほしいという考えだったのが印象に残っています。また、就職活動についても、メンタル面を大切にして自分のペースで進めるよう声をかけてもらいました。
担当講師は私たちのグループ以外にも複数の対面指導枠を担当していました。そのためか、以前の対面指導で話した内容を忘れていることもあり、「それは前にも話したけどな」と思うこともありました。複数のグループを担当しているので、誰とどこまで話したのか分からなくなるのも仕方ないのかなと感じました。
なお、基本的には同じ担当講師が毎週対応していましたが、講師の都合によって別の講師が担当することも何度かありました。
都合が悪い場合の対応
6か月間の訓練期間中には、予定していた対面指導に参加できないこともあります。私の場合は、事前に予定が入っていたため、数回ほど別の日に振り替えてもらいました。
まず、訓練校指定の書式で「欠席届」を提出します。その後、Slackで担当講師に欠席届を提出したことを伝え、振替を希望する日時を相談しました。日程が決まると、担当講師から振替用のZoomリンクとミーティングIDが送られてきます。
欠席以外にも、状況に応じて「遅刻届」「早退届」「欠課届(途中で一時的に抜けた場合)」が用意されていました。
振替時は通常の5名での対面指導とは異なり、担当講師と1対1で行われました。通常は50分の対面指導ですが、私が振替した際は15分程度で終了することもありました。
なお、事前連絡をせず当日の対面指導を欠席した経験はありませんが、その場合は指導の対象になるとのことでした。
対面指導の注意点
eラーニングは自分の都合に合わせて学習できますが、週1回の対面指導は決められた日時への参加が必要です。特に次の点には注意が必要です。
- 対面指導の日時を忘れず、開始時間までにZoomへ接続する
- 都合が悪いことが事前に分かっている場合は、欠席届を提出して振替日を調整する
- 無断欠席や遅刻をしないよう、スケジュールを自己管理する
毎週決まった時間に参加することさえ忘れなければ、対面指導そのものはそれほど負担に感じることはありませんでした。
まとめ
今回の記事では、eラーニング職業訓練の対面指導について、日時の決まり方やZoomでの参加方法、実際の内容、都合が悪い場合の振替などを、私の体験をもとに紹介しました。
eラーニングは自分の都合に合わせて学習できますが、対面指導だけは週1回、決められた日時に参加する必要があります。ただ、今回の訓練では提出物や発表などもなく、進捗報告や質問、事務連絡が中心だったため、私はそれほど負担に感じることなく参加できました。
また、どうしても都合が悪い場合は、事前に手続きをすれば別の日に振り替えることもできました。これからeラーニング職業訓練を受講する方は、自由な時間に学習できる一方で、週1回は決められた時間に参加する対面指導があることも予定に入れておくと安心です。


